医薬品の通販

法の改正は、時代にマッチしなくなってきたことが理由であったり、考え方の変化によって、その必要性を訴える声が多く上がり、行動に移されるものです。
しかしその議論は、やはり慎重に慎重を重ねることが必要であり、ここ最近のことなので記憶にも新しいと思われる医薬品に関する通販の規制についての問題についても、相当な時間と議論が重ねられてきました。
その結果、これまでの規制が解禁されることになったのです。

この決定に関しては、いまだに賛否両論の声が続いています。
両者の訴える内容を聞きますと、そのどちらにも頷ける部分が多く、やはり簡単に線引きできる問題ではないと感じました。
解禁を賛成する声は、購入する場所や時間を気にする必要がなくなる、中にはあまりおおっぴらに購入したくない物もあるため、そういった商品を購入する際、一目を気にしなくて済む等があります。

これらは、私も十分に感じている部分でもあるため、解禁されたことによって、問題がクリアになる事に喜びを感じています。
最近では、薬局、ドラッグストアの営業時間が随分と延長されてきていますが、それでも営業時間内には間に合わないという人もいるでしょう。
また、都心部に住む人には感じることのない不便さが、地方には、いまだにたくさん残っています。
病院施設の数が減ってきたり、とうとう存在がなくなってしまうのと同様に、薬局やドラッグストアが生活圏内に存在しないという地域も、まだまだたくさんあるのです。
そういった地域に住む人にとって、医薬品を通販で購入できることは、相当価値ある事ではないでしょうか。
一方、解禁を反対する声の内容は、医薬品だからこそ他の商品とは別に、慎重に扱う必要があるという意見が多いようです。
この意見も十分頷けます。

病院で診察を受け、処方箋が出される形で入手する、もしくは薬局やドラッグストアに直接足を運び、そこにいる薬剤師さんに相談し、最適と思われる薬を勧めてもらうことは、その知識がない一般人にとって、安心して服用できる判断材料となるはずです。
こうしてみますと、どちらの意見もそれぞれが正しく、白黒つけるのは本当に難しいと思われます。

そうなりますと、解禁された今、利用する消費者一人一人の考え方、心構えが、最も大切になってくるのではないでしょうか。
例えば、個人輸入代行で入手できる海外の薬に関しても、処方箋を必要とすることなく購入することが可能です。
そこには、購入した個人が利用する、責任を負うという決まりがあり、それでもわざわざ海外から輸入したいと強く思う人が、このサービスを利用しているのです。

ですから購入する側の責任として、ある程度の知識を蓄えること、服用前は、必ず注意事項や服用方法の説明を読み、これを絶対に遵守すること等をこれまで以上に徹底すべきでしょう。
せっかく通販という便利な購入手段が誕生したのですから、このサービスが出来て良かった、と誰もが思える使い方が世の中に浸透すればと願っています。

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